好きな色 ver.2
好きな色は、いくつかありますが、その一つが「あかね色」です。
正確には、呼び名の響きとして「あかね」が好きで、イメージしている色はサーモンピンクが少しオレンジがかったような感じ。実のところ色についての知識は乏しいかぎりです。
先日、院展に行ってからというもの、自分の記憶の中の色の思い出をたどりながらそのうすっぺらな色感覚を実感することしきり。たとえば、塗り絵となると、クレパスに入っている色をいかにして同系色が隣り合わないように使えばいいかだけを考えていました。といって12色とか15色ではどうして、すぐに策は尽きてしまい、それで塗り絵が嫌いになっていました。グラデーションと言う言葉は私の辞書にはなかったのです。
「ぐんじょう」「おうど」の意味を考えることもありませんでしたね。とても不思議な名前だとは思っていたのですが^^;
絵の具を使うような年齢になった頃は、なんでも水で薄めすぎていたようです。ようです、というのは、娘の色塗りを手伝っていると「水をつけすぎ」といつも注意されるからです。そうか、色に濃淡をつけるということイコール水じゃなかったんだ!どうりであの頃絵の具が減らないわけでした^^;
こんな美術一般に置いて音痴な私ですが、不思議なことに自分の中に好きな色という感覚だけは育っていたようで、絵を前にして心が動かされるという気分を味わえることがわかった時は本当に嬉しかったですね。
さて、「あかね色」に話を戻しますと、先日、近所の方から思いがけないいただきものがありました。ご自分で染められた草木染めのストールです。これが、私の大好きなその色だったので、その旨をお話したら、あかねの由来を教えてくださいました。それまで私はあかねを空の色から来たものだとばかり思っていましたが、あかねという植物の根っこで染めるのだそうです。根っこ!これも私にとっては衝撃的な事実でしたが、考えてみれば京人参みたいなもんでしょうか。自然にあるもので色を作り出していく知恵ってすごいですよね。それに、染める素材によって色の出方が違うそうで、正絹を染めると私の好きな夕焼け色になるのですが、綿では淡いピンクになってしまうのだとか。不思議です。
これからは夕焼けを見るたび、万葉の世界あたりまでタイムスリップしそうです。
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